皮下脂肪も内臓脂肪も中性脂肪(トリグリセライド)です

とかく、脂肪は嫌われていますね。。。
美と健康の敵であると、忌み嫌われます。
ですが・・・では、脂肪の正体ってご存知ですか?
そして、その重要な働きをご存知ですか?

今回は、そんな脂肪の正体と働きについて書いてみたいと
思います。

一般的に「脂肪」といわれているのは、中性脂肪(トリグリセライド)なのです
血液検査などで中性脂肪が高いと言われた、なんて話はよく耳にしますね。

中性脂肪は、脂肪酸とグリセリン(グリセロール)が結びついて中性を
示す事から、そう呼ばれています。

生活習慣病における中性脂肪の扱いは複雑で、
一時期は完全に無視されるに至ったこともあったくらいです。

つまりLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や
HDLコレステロール(善玉コレステロール)が重要とされ、
中性脂肪は軽視されたりしていたのです。

現在世界の高脂血症治療の
最先端・最高峰を示すATP-IIIというステートメントでは
中性脂肪も立派に補正すべき存在へと戻りました。

つまり、健康を考える上で中性脂肪は、やはり大きく影響するし
判断基準になると考え直されたのです。

特に近年では、メタボリックシンドロームの診断基準に
取り入れられ注目されています。

脂肪組織は部位によって皮下脂肪・内臓脂肪などと分類されていますが、
いずれも中性脂肪が蓄積したものであるのです

中性脂肪の主な役割 は、以下のようになります。

【エネルギーの貯蔵】

体内に蓄積される中性脂肪は、エネルギーが不足すると、
遊離脂肪酸に分解されて血液中に放出され全身に運ばれます。

そして体内各部分の細胞が正常に活動するための
エネルギー源となるのです。

1グラムあたり 糖質⇒4kcal  
たんぱく質⇒4kcal  
脂肪⇒9kcal と、糖質、たんぱく質に比べても、
大変優れたエネルギー源になります。
(肥満の方にとってはかなりのカロリー源ですが)

ちなみに、1キロカロリーは、水1リットルの温度を
1度上昇させる時に必要となるエネルギーのことです。

わずか1キロカロリーの違いでもエネルギーとして
見ると大変な違いになります。

脂肪1gを燃焼させるためには、中性脂肪の場合、
0℃の水1リットルを9℃にまで上昇させるだけの
エネルギーが必要になってくるのです。

大変な量のエネルギーなのです。

【体温維持】

寒さから身を守り、体温を一定に保つ役割りを果たします。
衝撃から体を守ります。

寒さから身を守り、体温を一定に保つ役割があります。
体内の中性脂肪の量が極端に減ると、
体温の調節機能に障害が出ます。

【内臓を外部の衝撃から守る役割】

多少何かにぶつかっても、「痛い」だけですんでいるのは、
中性脂肪のおかげなのです。

内臓など体内の重要な器官を衝撃から
守るクッションのような働きをしています。
(あまりにも激しい衝撃の場合は別です。気をつけましょう)

脂肪細胞から多くの生理活性物質が分泌されていることが
近年の研究からわかってきています。

これらの物質は、アディポサイトカインと呼ばれています。
(ちなみに。「アディポ」というのは脂肪という意味です。)

アディポサイトカインは、身体の様々な機能を
維持する為に重要な役割を果たしています。

中性脂肪が多すぎたり、少なすぎたりすると、
アディポサイトカインのバランスが崩れ、
ホルモンの分泌や免疫系、血液の状態、生殖機能などに
様々な障害を引き起こす恐れがあります。

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